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● 地上デジタル放送発信開始
知っている人も多いと思うが、１２月１日の午前１１時から、関東・中京・近畿の三大都市圏１２００万世帯において、地上デジタル放送が開始される。２００６年には全都道府県の主要都市で配信され、現在のアナログ放送は２０１１年には完全に廃止されるという。
デジタル放送に変わるとどうなるのかというと、まず画像と音質が格段によくなるという。これだけならたいしたことはないが、アナログテレビからデジタルテレビに変わるということは、フラッシュレートが６０フレーム以上出せるということにもなる。これはゲームにとっても大きな革命だ。また、最近ＰＣなどでも現れているが、スピーカーから音を出すのではなく、直接ディスプレイの画素一つ一つから音を出せる技術も開発されている。画面の好きな場所から音を出せるということも、ゲームに何かしらの影響を与えるだろう。また、おそらくテレビのサイズもワイドテレビが標準となるに違いない。
また、ここがデジタル放送の最も大きな特徴になるのだが、テレビも一方的に番組を配信するだけでなく、視聴者との双方向のやり取りが可能になるという。たとえば、クイズ番組に視聴者が参加できたりするようにもなる。また、地域に密着した天気予報や番組案内なども簡単に検索できるようになるらしい。携帯電話でもテレビが見れるようにもなるそうだ。また、データ配信されるので、簡単に画像データを記憶できるようにもなるだろう。今までのように、料理のレシピや番組当てのハガキの住所を、慌ててメモしなくても良くなるわけだ。
これ以上詳しいことはぼくも分からないが、ともかく、これは非常に大きな革命であることは間違いない。ぼくは近未来技術に興味があるので、こういう記事は必ず読むのだが、世の中はどんどんＳＦで描かれていた世界が実現化されているような気がする。変なことを言うようだが、こうした技術を開発する人たちも、ぼくらと同じ人間だということが、ぼくには少々不思議なのである。
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２００３年１２月１日
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